Djangoでは、ゼロからソースコードを用意していくわけではありません。
ソースコードを自動的に作成するコマンドが多数用意されています。
本記事では、Djangoインストール後、最初に実行するプロジェクト作成の手順を共有します。
環境情報
私の環境情報は以下となります。
種類 | バージョン |
---|---|
OS | Mac(Monterey 12.3.1) |
Python | 3.9.10 |
仮想環境を用意しよう
ターミナル(コマンドプロンプト)を起動しよう
Djangoのコマンド実行は、ターミナル(コマンドプロンプト)を使用します。
以下のような画面です。
「ターミナルとは?コマンドプロンプトとは?」という方は、以下の書籍で “ターミナルの開き方、基本操作” にわかりやすく記載されています。
本書籍は、画像が多めに使われていて、本ブログでもよく出てくる、”Docker”の基本概念から操作まで学べます。
\\ 初学者にオススメ //
- “Chapter3 Dockerを使ってみよう > Section03 Dockerの操作方法とコマンドプロンプト/ターミナルの起動” を参照ください。
プロジェクトのディレクトリを作成しよう
自分自身のPCに、今回のプロジェクトを格納するディレクトリを用意しましょう。
ターミナル(コマンドプロンプト)で以下のコマンドを実行しましょう。
ディレクトリの作成場所に指定はありません。好きな場所に作成してOK!
mkdir -p ~/projects/sample-project
cd ~/projects/sample-project
- 本ブログでは、上記のようなコマンドブロックを多数用意してます。
- 右上に “Bash” と書かれているのは、ターミナル(コマンドプロンプト)で実行するコマンドを指します。
- “Bash” ではなく、”ファイル名” が記載されている場合は、ファイルの編集を指します。
- クリップボードアイコンを押すと、テキストコピーできます。活用してください。
仮想環境を作成しよう
以下のコマンドで仮想環境を作成します。
python3 -m venv venv
続いて、以下のコマンドで仮想環境を有効化します。
ターミナルのコマンド入力行の先頭に “(venv)” と表示されればOKです!
source venv/bin/activate
有効化すると、最初はPythonのライブラリが全くインストールされていない状態になります。
試しに、以下のコマンドを実行してください。
pip freeze
何もインストールされてない、つまり何も出力されなければOKです!
Djangoのプロジェクトを作成しよう
インストールするPythonライブラリをrequirementsファイルにまとめます。
以下のコマンドでDjangoを追加しましょう。
echo "Django==4.0.3" >> requirements.txt
以下のコマンドでライブラリをインストールしましょう。
pip install -r requirements.txt
インストールに成功したか確認しましょう。
以下のコマンドで”Django==”が表示されればOK!
pip freeze
Djangoがインストールできたら、以下のコマンドで設定ファイルを作成します。
mkdir src
django-admin startproject config ./src
これでプロジェクトの作成は完了です。
Djangoの動作確認をしよう
Djangoが正常にインストールできたか確認してみましょう。
Djangoのサーバーを起動しよう
以下のコマンドでサーバーを起動します。
ポート番号は8000としています。自分自身のPCで既に8000を使用中なら、別の番号を指定してください。
python src/manage.py runserver 8000
この時、以下のような警告が表示されているかもしれませんが、一旦は無視してOKです。
(データベースの設定をすると解消されます。今回は手順を割愛します。)
You have 18 unapplied migration(s). Your project may not work properly until you apply the migrations for app(s): admin, auth, contenttypes, sessions.
Run 'python manage.py migrate' to apply them.
ブラウザでサーバーにアクセスしよう
サーバー起動時に以下のメッセージがターミナルに表示されていると思います。
Starting development server at http://127.0.0.1:8000/
表示されているURLをブラウザで開いてみましょう。
Djangoおなじみのロケット画面が表示されれればOKです。
プロジェクトは無事に作成されました。
お疲れ様でした。
おわりに
いかがでしたか?
5分もかからずにDjangoのインストール作業を完了できましたよね。
APIやバッチの実装など、まだまだ紹介したい内容がありますので、またブログを覗きにきてくださいね。
Djangoを体系的に学びたい方は、以下の書籍がオススメです。
ご参考まで。
\\ Django初心者にオススメ //
ではまた。