プログラミング未経験だけどTwitter APIを使って集計してみたい..
プログラムを動かす環境作るのが大変そう..
本記事では、このような悩みの方をサポートします。
今回はGoogleアカウントがあれば無料で使える〝Google Colaboratory〟で動作を確認します。
プログラムを動かす面倒な設定がないのでオススメ!
サンプルのソースコードも共有するので、プログラミング未経験者でも Twitter API を体験できます!
ぜひ挑戦してみてください!
Google Colaboratoryとは
Google Colaboratory は、Google社が無料で提供しているブラウザ上でプログラミングできるサービスです。
主に機械学習やAIエンジニアに向けたプラットフォームで、実行できるプログラミング言語はPythonです。
Google Colaboratoryの特徴を以下にあげてみます。
- パソコンとインターネット環境があればOK
- プログラミング環境を作る手間がかからない
- Googleのアカウントがあれば誰でも利用可能
- 作成したソースコードをGoogleドライブに保存し再利用できる
- 実行した結果がソースコードに残るので振り返って見ることができる
Twitter APIで最近のツイートを少し集計するなら、この環境がお手軽です!
それでは、Google ColaboratoryでTwitter APIの動作確認をしていきましょう。
Google ColaboratoryでTwitter APIの動作確認手順
Twitter APIの利用申請
Twitter APIを利用するには、まずTwitter社にTwitter APIの利用を申請する必要があります。
申請では使用用途を英文で記述するなど、頭を悩ませる質問があります。
英語かぁ..苦手だからTwitter API試すのやめようかな..
という方のために、使用用途の英文と全画面の手順をスクリーンショット付きで別の記事にまとめました!
まだ申請してない方は、この記事を参考にトライしてみてください!
\\ Twitter APIの利用申請手順まとめ //
Google ColaboratoryでTwitter APIを実行
Twitter APIの動作に必要なKeyを取得したら、次のSTEPに従って実際にプログラムを動かしてみましょう。
以下のリンクから、Google Colaboratoryにアクセスしてください。
Tweepyというライブラリを使って、Twitter APIにアクセスするソースコードを共有しています。
\\ Twitter APIのソースコード //
以下のソースコードが表示されていればOK!
ちなみに、Google Colaboratoryではソースコードと実行結果をセットで「ノートブック」と呼んでいます。
本記事でも、以降は「ノートブック」と呼びますね。
Google Colaboratory でノートブックを実行するには、Googleアカウントにログインする必要があります。
Googleにログインしていない方は、ログインしてから次のSTEPに進んでください。
Googleアカウントを持っていない方は無料で作れます!
この機会にぜひ作成してみてください。
Twitter API の利用申請で取得した以下4つのキーを使用します。
- API Key
- API Secret Key
- Access Token
- Access Token Secret
ノートブックの以下の箇所にそれぞれのキーを設定してください。
ちなみに、4つのキーは他人に見られないように注意してください!!
Twitter APIでダイレクトメッセージの送信などができるので、悪用される危険性があります。
ノートブックの以下の箇所にリサーチしたいキーワードを設定します。
「吉野家」を書き換えてご使用ください。
Twitterアプリで検索したことはありますか?
Twitterアプリで使える検索オプションは、TwitterAPIでも指定できますよ!
初期設定では、以下のオプションをつけておきました。
不要な方は削除してもOK!
- 〝 exclude:retweets 〟でリツイートを除く
- 〝 OR @i 〟でユーザ名でHITしたツイートを除く
他にもよく使うオプションを紹介します。
- 〝 exclude:replies 〟でリプライを除く
- 〝 since:2021-01-01_00:00:00_JST 〟で指定時間より過去のツイートを除く(指定時間ピッタリは取得する)
- 〝 until:2021-01-01_00:00:00_JST 〟で指定時間より未来のツイートを除く(指定時間ピッタリは取得しない)
検索オプションを指定して、ツイートリサーチの精度を高めていきましょう!
画面上部のメニューから、【ランタイム – すべてのセルを実行】を選択します。
すると、警告が表示されます。
Google Colaboratoryでは、ノートブックからGoogleドライブに保存されたファイルにアクセスも可能なので、警告してくれているようですね。
このノートブックでは、データや認証情報へアクセスしませんので、安心してお使いください。
【このまま実行】をクリックし、次に進みます。
ノートブックの一番下にツイートの取得結果が表示されればOK!
サンプルソースでは、【吉野家】のツイートとリプライを取得しました。
Twitter APIで口コミの情報をリサーチするのに役立ちそうですね!
今回はプログラミング初心者の方にTwitter APIの動作を確認する手順なので、ソースコードの説明はしません。
もし自分で色々調べてみたい、好奇心旺盛さんは、ライブラリ「Tweepy」をキーワードに検索してみてください。
使い方が色々出てきますよ!
公式ドキュメントのリンクも載せておきます(初心者向けではないかも^^;)
\\ Twitter APIで色々なことを試したい方は //
Google Colaboratoryでノートブックを保存
最後に、書き換えた設定を保存する方法をご紹介しますね。
ノートブックは自分のGoogleドライブに保存することで、今後使い回すことができます。
また、ノートブックに実行結果も残り続けるため、ファイル名を「Tweepyサンプルコード_20210101.ipynb」とすることで、振り返りやすくなりますよ!
Google Colaboratoryでノートブックを保存する
画面上部の【ドライブにコピー】をクリックします。
「Tweepyのサンプルコード.ipynb のコピー」が作成できればOK!
いつ時点に実行した結果だったのか振り返りやすいようにファイル名を変更しておきましょう。
ノートブックのタイトル「Tweepyのサンプルコード.ipynb のコピー」がファイル名になります。
もし今日が2021/1/1であった場合、「その日に実行した結果」とわかるようにしておきたいので、ファイル名「Tweepyのサンプルコード.ipynb のコピー」を「Tweepyのサンプルコード_20210101.ipynb」とするのがオススメです。
ここは好みですね^^
画面上部メニューの【ファイル – 保存】で変更したファイル名で保存します。
Google Colaboratoryで保存したノートブックを開く
保存したノートブックはGoogleドライブ上に保存されます。
次のSTEPに従って保存したノートブックを開いてみましょう!
まずはGoogleトップページを開きます。
\\ 保存したノートブックを開いてみよう //
画面右上のGoogleアプリボタンをクリックしてアプリメニューを表示します。
アプリメニューの中から【Googleドライブ】をクリックしてください。
Googleドライブに「Colab Notebooks」というフォルダが作られています。
この中に、ノートブックが保存されています。
「Colab Notebooks」をダブルクリックで開いてみましょう!
保存したノートブックがありました。
ノートブックをダブルクリックで開いてみましょう!
無事に保存したノートブックを開くことができました!
スクロールして全体を見てみてください。
実行結果も残っていますよね!
次回からこちらのノートブックをコピーして実行すれば、別日の実行も残すこともできます。
さいごに
Google Colaboratory を使用すると、Twitter APIを簡単に利用することができて、さらに実行結果の振り返りもできますよ!
Twitter APIを活用して、Twitterを効率的に運用していきましょう!
次回はTwitter APIで「特定キーワードのツイート人数をカウントする」手法を発信しますので、興味のある方はまたブログを覗きにきてください^^
Have a good Twitter!